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バイケットスペシャル特集「幻の名車・旧車シリーズ」第2回

幻のレプリカ特集

絶版となってしまった人気のバイクを紹介する「幻の名車シリーズ」第2弾。今回、紹介するのは1980年代に流行したレーサーレプリカなどのスポーツタイプです。レーサーレプリカとはレース用のバイクを模したタイプのことで、とことん走りを追求したバイクです。全体がカウルに包まれて、滑らかな流線型のフォルムが特徴的なこのタイプは、いかにも速そうな外見がいかしています。実際に、高出力のエンジンに軽量化されたボディにより、高い運動性を持ち、コーナリングも曲がりやすくスピード感を楽しめるバイクです。ただし、ライディングポジションはきつめの前傾姿勢になり、タンデムシートはおまけ程度と、より硬派なイメージのバイクでもあります。乗り心地を犠牲にしても、バイクで走りを楽しみたい。そんなストイックなバイカーにオススメの名車たちです。

NSR250R/HONDA

TZR250/YAMAHA

RGV250ガンマ/SUZUKI

ZXR250/Kawasaki

RS250/aprilia

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ホンダ/NSR250

ホンダNSR250/画像1

いかにも速そうでレーシーなかっこよさ

2ストレプリカでは、トータルバランスで最高峰

1986年に初代が初お目見えしたNSR250Rは、ホンダのレーサーレプリカの代表的存在といっていいでしょう。1993年に登場した最終型の4代目まで、NSR250Rは絶大な人気を誇りました。現在でもスポーツタイプのバイクを愛する人たちからの支持を集めています。加えて、絶版になって希少価値が付いていることもあって、高値で取引されるケースもあるような名車です。
NSR250Rは、WGPで長らく活躍したNSR500のレプリカになります。(NSR=New Sprinter Revolutionの略)の走りは、その名前から窺えるメーカーの意気込みに相応しく、当時の最高技術を取り込んでいて軽快で高性能のものでした。直線での安定性があり、加速もよく、またブレーキングもよく効くNSR250R。もちろん、コーナリングでの安定感もバッチリ。まさに走りを追求する人のためのマシンでしょう。
この人気を集めたNSR250Rですが、排ガス規制の基準の変更ににより、2ストロークエンジンのレーサーレプリカは各社生産が打ち切られ、NSR250Rも1999年に国内販売が終了しています。

  • メーカー希望小売価格
  • 55万9000円
  • 全長/全幅/全高(mm)
  • 2035/705/1105
  • 乾燥重量/総重量(kg)
  • 125/141
  • 総排気量(cm3)
  • 249
  • 燃料消費率(km/l)
  • 41.0(定地走行テスト値)
  • 最高出力(ps/rpm)
  • 45/9500
  • 最大トルク(kg-m/rpm)
  • 3.6/8500

ホンダ/NSR250/画像2

余計なものをそぎ落とした精悍なスタイリング

ホンダ/NSR250/画像3

下向きのグリップエンドがスポーティ

ホンダ/NSR250/画像4

無骨なまでに走りに特化

ヤマハ/TZR250

速いだけでなく、乗り易さも兼ね備えた名車

ホンダのNSR250RやスズキのRGV250ガンマと熾烈なシェア争いを演じたヤマハのTZR250。先代のRZ250Rの後継機として、1985年に初代が登場しました。アルミ合金製のフレーム・スイングアームの採用、コーナリングの安定性など、先代のRZ250Rをはるかに凌ぐ高性能で人気を博したバイクです。ハンドリングも好評で「ヤマハハンドリング」と呼ばれることもあったとか。またカタログスペック上の高性能性ばかりではなく、乗り易さにも配慮がなされていて、その点でも好評でした。
1989年にはモデルチェンジし、2代目が登場。なお、この2代目は後方排気とのあだ名を持っています。(通常、前方排気のところを前方から吸気、後方に排気する構造で2ストのレプリカでは他にないため、こう呼ばれています)このレイアウトデザインはファンにとって愛着のひとつになっています。
この名車TZR250も3代目となるTZR250Rを最後に、やはり環境規制によって、生産が終了していますが、今でもレストアしながら大切に乗っている愛好家の人たちがいます。

ヤマハ/TZR250/画像1

鋭さを感じさせる力強いフォルム

  • メーカー希望小売価格
  • ----
  • 全長/全幅/全高(mm)
  • 1960/680/1075
  • 乾燥重量/総重量(kg)
  • 126/145
  • 総排気量(cm3)
  • 249
  • 燃料消費率(km/l)
  • ----
  • 最高出力(ps/rpm)
  • 45/9500
  • 最大トルク(kg-m/rpm)
  • 3.8/8000

ヤマハ/TZR250/画像2

引き締まった感じがする、ヤマハのストロボカラー

ヤマハ/TZR250/画像3

ホイールもフェンダーも赤いカラーリング

ヤマハ/TZR250/画像4

初代は段差が小さく、タンデムも多少しやすいかも

スズキ/RGV250γ

スズキ/RGV250γ/画像1

路面追従性や剛性感もしっかりのガンマ2代目の倒立フォーク

レーサーレプリカでは超レアなバイク

V型二気筒エンジンを積んで加速性能を大幅にアップさせ、Racer of Grandprix V-twinの頭文字をとった名前のRGV250ガンマは、1988年にスズキから販売されました。(ガンマはギリシア語で栄光を表す単語の頭文字)ひとつ前の世代のRG250ガンマは市販車では初めてとなるフルカウルを装備して、レーサーレプリカという名称を生み出し、カテゴリーとして定着させた車種です。RG250ガンマ以降、レーサーレプリカは俄然ブームとなり、RGV250ガンマは各メーカー間のハイスペック競争に勝つために、この名車RG250ガンマをフルモデルチェンジしたものです。
走りを追求するレーサーレプリカの肝心の性能ですが、エンジンの高回転域では素晴らしい加速を誇るRGV250ガンマは、直線では他のレーサーレプリカの車種には負けないともいわれています。ただし、低回転域ではトルクが小さく、ライダーにアクセルコントロールの慣れを要求するかもしれません。
この満を持してスズキが送り出したRGV250ガンマですが、上記2種と同様に2ストロークエンジンのため、排ガス規制に適合しなくなり生産は終了。レーサーレプリカの他車種に比べてもレアなバイクのため、乗っていると目立てる車種かもしれません。

  • メーカー希望小売価格
  • 56万9000円
  • 全長/全幅/全高(mm)
  • 1980/690/1070
  • 乾燥重量/総重量(kg)
  • 139/−
  • 総排気量(cm3)
  • 249
  • 燃料消費率(km/l)
  • ----
  • 最高出力(ps/rpm)
  • 40/9500
  • 最大トルク(kg-m/rpm)
  • 3.5/8000

スズキ/RGV250γ/画像2

きつめのライディングポジションは覚悟して乗ろう

スズキ/RGV250γ/画像3

ボリューム感のあるフロント

スズキ/RGV250γ/画像4

角ばったリアからの眺めも最高!

カワサキ/ZXR250

超高回転エンジン搭載のレーサーレプリカ

1980年代半ばから他メーカーが4ストの250cc4気筒エンジン搭載のレーサーレプリカを市場に投入し始めていたなか、カワサキはその流れにはまだ乗っていませんでした。ZXR250はそのカワサキが満を持して1989年に世に送り出した初のレーサーレプリカです。同時にカワサキの250ccクラスでは初めてとなる4気筒エンジンを搭載していました。さらに市販のロード車では倒立フォークを初めて採用。また高速域でのパワーアップを可能にするラムエアシステムもこのクラスでは初採用とまさに初物尽くし!?でした。
このZXR250の一番の特徴といえば、何といっても19000rpmからレッドゾーンが始まる超高回転エンジンです。当時の市販車では最高の回転数を誇りました。また、外見上で目立つのが、シリンダーヘッド冷却ホースの位置。またがると目の前にあり、他車種にないインパクトです。
このZXR250は、マイナーチェンジをしつつも1990年代後半まで生産され、250ccクラスのレーサーレプリカ/スポーツタイプの人気を牽引しました。

カワサキ/ZXR250/画像1

冷却パイプが某ロボットアニメのメカを思い出させる!?

  • メーカー希望小売価格
  • 35万4000円
  • 全長/全幅/全高(mm)
  • 2020/695/1115
  • 乾燥重量/総重量(kg)
  • 144/−
  • 総排気量(cm3)
  • 249
  • 燃料消費率(km/l)
  • ----
  • 最高出力(ps/rpm)
  • 45/15000
  • 最大トルク(kg-m/rpm)
  • 2.6/11500

カワサキ/ZXR250/画像2

タイトなスタイリングがいかにもレーシーな印象

カワサキ/ZXR250/画像3

ライムグリーンのカラーリングが鮮やか

カワサキ/ZXR250/画像4

テールカウルは丸みを帯びたフォルム

アプリリア/RS250

アプリリア/RS250/画像1

セクシーささえある丸みを帯びたフォルム

世界で最後まで生産された250ccの2ストレーサーレプリカ

イタリアのメーカー、アプリリアが1994年に販売開始したレーサーレプリカがRS250です。アプリリアといえば、ロードだけでなくモトクロスなど多岐に渡ってレースに参戦しているメーカーで、日本人ライダーが契約していたこともあり、名前を知っている人も多いことでしょう。このアプリリアのRS250は、スズキからRGV250ガンマのエンジン提供を受け、それをチューンして製造されています。(アプリリアはエンジンの開発もしています)そのため、デザインに定評のあるイタリア製の車体に日本製のエンジンという、特徴的なバイクです。
車体のデザインという見た目の美しさ以外にRS250の外見上の目立つ点は、250ccクラスとしてはかなり大きめのバイクというところです。また、カウルが大きく高速走行に向いています。RS250のエンジンは元々高速域で生きてくる上に、国内では馬力が規制されていたものがフルパワーになっているため、街乗りにはあまり向いてないようです。このRS250は、2003年まで生産され、一番最後まで生産された250cc2ストレーサーレプリカとなりました。

  • メーカー希望小売価格
  • ----
  • 全長/全幅/全高(mm)
  • 1980/690/1090
  • 乾燥重量/総重量(kg)
  • 141/−
  • 総排気量(cm3)
  • 249
  • 燃料消費率(km/l)
  • ----
  • 最高出力(ps/rpm)
  • 70.5/9750
  • 最大トルク(kg-m/rpm)
  • 4.0/8500

アプリリア/RS250/画像2

デザイン性ではダントツのRS250

アプリリア/RS250/画像3

ハンドガード部分も曲線で構成されている

アプリリア/RS250/画像4

優雅さとレーサーっぽさが同居するリアビュー

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text:jiro



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